News
2022.5.14ドローン事業
秋田県に拠点を置く東光鉄工株式会社は、空撮や測量、土木・建設・消防・防災など幅広い分野で活用できるドローンの開発・製造を担っている会社です。そんな東光鉄工株式会社から、人命救助やレスキュー活動などに活用できるドローンが発表されています。
高い水準での防水・防塵、耐風性能を備えているため、悪天候の環境下においても、安定した飛行が可能です。
今回は、東光鉄工株式会社から発売されている、TSV-RQ1について解説していきます。
機体重量 | 6.1kg(オプション無し時) |
---|---|
最長飛行時間 | 約35分 |
飛行可能風速 | 18m/s |
耐水性 | IP55 |
TSV-RQ1は、強風時や悪天候でも安定した飛行が可能になっており、人命救助やレスキュー活動などに活用できるドローンです。通常のドローンは、晴れている時に撮影などをすることを目的としているため、悪天候の時は使えないようになっています。しかし、TSV-RQ1は、災害時などの悪天候の際に使用する目的で作られたため、風や雨が強くても飛行が可能になっています。
劣悪な環境下でも安定した飛行が可能なTSV-RQ1ですが、その他にも特筆すべき点があります。TSV-RQ1の特徴を解説していきます。
TSV-RQ1は、他のドローンではあまり見られない流線型のボディ形状をしています。他のドローンではあまり見ることがないため、デザイン性も感じられますが、ここに強風や悪天候時でも飛行ができる秘密が隠されているのです。この流線型のボディ形状であることによって、飛行時の空気抵抗が少なくなり、強風でも安定した飛行が可能となっています。
TSV-RQ1は取り付けが簡単なオプションが多彩で、用途に合わせてオプションを活用することが可能です。ここからは、TSV-RQ1のオプションについて紹介します。
暗闇での撮影も可能な高感度・赤外線カメラがオプションとしてついており、どんなときでも昼間の明るさをキープして撮影ができます。夜間の撮影などでも困ることがありません。
夜間でもドローンの捜索ができるように、8000lmのLEDサーチライトがオプションとしてついています。高度100mの上空から地上の確認が可能になるため、暗闇での捜索も可能となります。
高度100mからでも音が届くスピーカーがオプションとしてついています。高度100mからでも地上に音が届くので、捜索の際の声掛けや、避難誘導などに活用ができます。また、録音再生なども可能で、呼びかけや録音再生の切り替えはリモコンでできるようになっています。
機器の運搬などが可能なリリースユニットもオプションとしてついています。最大重量2㎏までの救援物資やレスキューのための機器が運搬できます。投下装置も搭載しているので、離れた場所で孤立してしまっている人々に、緊急的に救援物資を送り届けることなどが可能です。
災害の際の活用はもちろんですが、TSV-RQ1はインフラ関係でも活用ができます。例えば電力会社や建設関係で、風が強いところの送電線の確認や、風力発電の点検などで効果が発揮できるでしょう。通常のドローンでは難しいところでも、TSV-RQ1であれば幅が広がります。
今回はTSV-RQ1のスペックや特筆すべき点についてお伝え致しました。TSV-RQ1は今までのドローンでは飛行が難しい環境でも飛行ができ、様々な用途に合わせてオプションを切り替えることが可能です。あなたの目的にTSV-RQ1が活用できるのであれば、ぜひ一度TSV-RQ1を試してみてはいかがでしょうか。
参考:TSV-RQ1|東光鉄工株式会社