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2022.6.7ドローン事業

マイクロドローンの特徴や撮影の場面、費用など詳しく解説!

マイクロドローン 撮影

「ドローンで室内を撮影したい」、「スピード感のある撮影がしたい」という方もいるのではないでしょうか。ドローンには多種多様な種類があり、どれを選べばわからないという方がほとんどだと思います。今回は「ドローンで室内を撮影したい」、「スピード感のある撮影がしたい」という方向けの、マイクロドローンについて取り上げていきます。

マイクロドローンとは

マイクロドローン 撮影

マイクロドローンは一般的にこのようなスペックのドローンのことを言います。

  • 重量200g以下
  • 大きさが手のひらほど
  • 小回りの効いた細やかな動きができる

とても小さく繊細な動きができ、室内での撮影や人物の撮影、より動きのある操縦により、スピード感のある映像の撮影ができます。しかし、このドローンは当初撮影のために作られたドローンではありませんでした。もともとはレースや飛行技術の美しさを競うフリースタイル競技用のドローンとして活用されていました。近年では撮影用カメラを搭載して、プロモーション映像など撮影のためのドローンとしても注目を浴びています。

マイクロドローンの特徴

一般的に想像されるドローンとマイクロドローンでは大きな違いがいくつもあります。操縦方法、映像伝送、カメラアングルなど様々な違いがあるので、それぞれ詳しく見ていきましょう。

  1. 操縦の難易度が高い
  2. 操縦時にゴーグルを装着する
  3. カメラアングルが固定されている
  4. ほとんどの機体が規制対象外

1.操縦の難易度が高い

マイクロドローンは機体のバランスをとりながら飛行を行わなければいけないので、一般的なドローンと比べ操縦難易度が高いです。一般的なドローンのカメラには、ジンバルというものが搭載されています。これは、機体が揺らいだり傾いたりしても安定した映像が撮影することができる機能です。しかし、マイクロドローンではジンバルという機能がなく、カメラがドローンに固定されているため、撮影を行う場合は対象者や対象物などに対して機体の姿勢を常に安定させる技術が重要になってきます。

また、機体を空中で静止するためのホバリング機能を制御する安全センサーや制御システムが一切搭載されていないため、常に機体の水平を保ちながら操縦する必要があります。

2.操縦時にゴーグルを装着する

一般的なドローンは目視で機体を操縦するためドローンからの視界は見えないことがほとんどですが、マイクロドローンはFPVゴーグルを装着し、ドローンカメラの映像を見ながら操縦します。操縦者はドローンからの景色をリアルタイムで見ることができるため、ドローン飛行をより一層楽しむことができます。

3.カメラアングルが固定されている

一般的なドローンはジンバルの機能を使い、自由自在にカメラのアングルを変えることができるのですが、マイクロドローンにはジンバルという機能がありません。マイクロドローンには機体そのものにカメラが取り付けられているからです。そのため、機体の姿勢にカメラアングルが左右されるので操縦が難しいのです。しかし、だからこそ「フリースタイル」といったスピード感のある撮影をすることができます。

4.ほとんどの機体が航空法の規制対象外

2022年の航空法改正適用により、100g以上のドローンは登録記号を記載し、リモートID機能を備えなければならないほか、飛行時には自治体への申請が必要になります。100g未満の機体であれば規制の対象外のため、「どうしても面倒な手続きが嫌だ」という方は100g未満のマイクロドローンを選ぶといいでしょう。

マイクロドローンを活用できる場面

マイクロドローン 撮影

マイクロドローンでは、スピード感のある飛行、アクロバティックな操縦、またその反対にとても小回りの効いた繊細な動きが特徴的です。それでは活用場面などを詳しく見ていきましょう。

室内や人物を撮影したいとき

マイクロドローンは室内や人物を撮りたい時にうってつけです。マイクロドローンは非常に小さく軽量なため、万が一人にぶつかっても痛くありませんし大事故にはならないので安全です。しかし、機体が小さいため風の影響を非常に受けやすいので屋外飛行は注意が必要です。非常に小さい機体のため大きなドローンでは入れないような箇所も撮影が行えるため、点検作業や人命救助などでも期待されています。

アクロバティックな撮影がしたいとき

マイクロドローンは、機動性がとても高く、アクロバティックでスピード感のある撮影ができます。本来レースやフリースタイルに使用されてたこともあり、操縦者の腕が良ければ宙返りや狭い場所をくぐり抜けたりしながらの映像が撮影可能です。また、マイクロドローンは対象物、対象者にギリギリまで近づいての撮影ができます。しかし、もともとは空撮用のドローンではなかったため映像撮影技術はまだまだ追いついていない印象です。

マイクロドローン操縦時の問題点

マイクロドローンには機動性が高かったりと多くのメリットがありますが、反対にデメリットもあります。

飛行時間が短い

マイクロドローンは基本的に一般的なドローンと比べバッテリー容量が少ないため、飛行時間が短いのが課題です。マイクロドローンに搭載するバッテリーを高出力のものに代替すれば長時間の飛行が叶うでしょう。バッテリー交換は比較的簡単です。

カメラの性能がハイスペックではない

一般的なマイクロドローンは基本的にカメラの画質が荒いものが多いです。しかし、高価なカメラを取り付けたりすることで映像を高品質なものにすることが可能です。

業者に撮影を頼む場合の料金相場

マイクロドローン 撮影

マイクロドローンの撮影を業者に依頼する場合の料金は時間制になります。一般的に通常のドローンとマイクロドローンの依頼がそれぞれありますが、例えば通常のドローンの1時間撮影の料金が4000円するのに対し、マイクロドローンの1時間の撮影料金は8000円と、2倍ほど料金が増えています。これは、マイクロドローンの方が圧倒的に高いスキルを求められるからです。では、それらを頭に入れて業者に撮影を頼む場合の主な料金相場や内訳を見ていきましょう。

映像撮影費用の相場

映像撮影費用の相場は8万〜10万円です。映像撮影費用の内訳は撮影の準備、撮影、映像の編集に関わる人員や時間によって決められます。また、操縦士や映像編集者のスキルによって費用の高さが変わります。費用設定が高いほど美しい撮影にしてくれる可能性があります。しかし、必ず美しい撮影ができるとは限らないのでしっかりと事前に口コミや評価などを確認し、依頼をしましょう。

フライト料の相場

フライト料の相場は2万〜3万円です。これは、バッテリーの使用した本数でフライト数が決まることになっています。基本的には1本のバッテリーで15分〜30分ほど飛行ができる機体がほとんどです。

機材の使用料金

機材の使用料金は、高性能カメラや大型の機材であったりすると追加料金がかかる可能性があります。これらの具体的な料金は機材にも様々な種類があったりするので、一概にこの料金とは言えません。コストを抑えるためには、必要最低限の機能だけを持っているドローンを使用することでコストを抑えることができます。

まとめ

今回は、マイクロドローンの特徴や撮影時の課題、費用などについて解説しました。マイクロドローンは業者に撮影を依頼するより自分で購入したほうがお得ですが、練習する時間が必要なので時間が無い方は業者に依頼することをおすすめします。本記事を読むことによって、マイクロドローンを依頼する方や購入する方の参考になったら幸いです。